I. 私の悔しい経験と「200万円の真実」
はじめまして。WorldBurgerオーナーの松井大樹です。
このメディア「THE BURGER & BEER JOURNAL」は、「ハンバーガーとビールの科学」をテーマに立ち上げましたが、最初の記事は、私の「悔しい経験」から始めさせてください。なぜなら、この失敗こそが、私がこのメディアを立ち上げた真の理由だからです。
さて、私はいま、多くの方に支持されるお店を運営していますが、実は開業当初は地獄でした。特に食材仕入れの不透明さと、お店の土台となるWebシステムが全くわからないという、暗い泥沼にハマり込んでいたのです。
当時の私は、その結果として、メニューの品質が不安定になり、管理が難しくなり、さらにはお客様の購買データがバラバラで、適切な経営判断ができないという、経営者として致命的な課題に直面していました。
そして、この失敗によって、原価率は当初の目標をなんと10%もオーバー。これは具体的な金額に換算すると、開業初期に「知らずに約200万円」もの利益を失ったことに相当します。もし、あのまま無駄なコストを払い続けていたら、今のWorldBurgerは確実に存在していません。
しかし、この悔しい経験から這い上がった、実践で導いた最適解こそが、このメディアの核です。今回は、その地獄からの脱出記をすべて公開し、あなたが私と同じ200万円を失わないための道筋をお伝えします。

II. 開業オーナーが陥る「二大ブラックボックス」の正体
まず、私が直面した二大ペイン、すなわち利益を食い潰した根本原因は、「仕入れ業者の選定」と「Webシステムの不明さ」の2つに集約されます。
1. 業者選びのブラックボックス:同じ商品でも品質が違う謎
例えば、ハンバーガーの要であるパティや、フワッと香るバンズの仕入れ。ここで最も苦しんだのは、単価の適正さと、高品質の安定供給の難しさでした。
誰にも聞けない単価の正解: 複数の業者から見積もりを取っても、結局のところ、提示された単価が適正なのか、それとも私たち開業オーナーを狙った高値なのか、判断する基準がありませんでした。
さらに深刻なのは、品質の差です。たとえば、「アメリカ産牛モモ肉」という同じ商品名であっても、仕入れ業者によって値段はもちろんのこと、そこまでの流通方法や保管状態で品質が大きく変わってきます。この「流通の差」が、調理したときの肉の旨味や柔らかさに直結するのです。
もちろん、この差は試行錯誤とたくさんの失敗の上でしか知ることはできません。しかし、もし開業前に誰かが教えてくれていたら、どれだけ嬉しかったことか。そして、繁盛店と呼ばれるお店は、大抵この「優れた仕入れ先」のノウハウを知っています。
その結果、オープン直後は食材トラブルで営業できない日もありました。これはお客様からの信用という最も大切な資産を失うものなので絶対に避けたいことです。特に衛生管理の基準は年々厳しくなっています(厚生労働省のHACCP手引書も参照)。
2. Webシステム:高額で複雑なベンダーの泥沼
次に、店舗運営に必須のレジ(POS)や、お客様が自分で注文できるモバイルオーダーのシステム。これもまた、高額な初期費用と複雑すぎる機能に翻弄されました。
無駄な機能への投資: 当時、評判の高い最新のシステムを導入しましたが、いざ使ってみると半分以上の機能がWorldBurgerには不要でした。したがって、この無駄な初期投資と月額費用が、開業初期の経営を強く圧迫したのです。
さらに言えば、データ管理の難しさも深刻でした。なぜなら、Web集客でのお客様の情報と店舗での売上データがバラバラに管理されていたため、「どの宣伝が客単価上昇に貢献したか」が全く見えず、適切な経営判断ができませんでした。
III. プロの最適解:交渉と実体験の勝利が原価率を変えた
こうして、多大な損失を出した私は、解決策を探るため、このブラックボックスを壊すことに全力を注ぎました。
もちろん、私の前職である製薬業界の知見は役立ちましたが、仕入れの闇を打ち破ったのは、専門知識ではなく「徹底した交渉と実体験」でした。
つまり、この地道な実証によって、私は以下の「最適解」を導き出し、失っていた原価率10%を取り戻すことができたのです。
- 仕入れ先の適正化: パティの歩留まり率を数値化し、見た目の単価ではなく「最終的に使える歩留まり単価」で業者を厳しく評価する仕組みを構築しました。
- システムの最適化: その上、必要な機能だけを厳選し、仕入れ・販売データがリアルタイムで連動するシンプルなシステムに切り替えました。おかげで、データに基づいた迅速なメニュー変更が可能になり、お店の利益を守れるようになりました。
結果として、この「原価率10%の改善」があったからこそ、WorldBurgerは今のお客様に愛される繁盛店に確実になれたのです。
IV. メディア設立の動機:成功を共に目指す同志へ
さて、WorldBurgerオーナーとして、失敗から立ち直り、多くの方に支持される今、なぜあえてこのノウハウを公開するのか。
その理由は、「グルメバーガーとクラフトビールをもっと美味しく、もっと多くの方に楽しんでもらいたい」という強い想いが、私を動かしているからです。
グルメバーガーもクラフトビールも、現在、まさに市場認知を広げている段階。まだまだこれから成長していく業態です。だからこそ、自店を成功させるには、市場を広げ、成功体験を共有する同志(バーガー・ビール屋のオーナー)を増やすことが不可欠だと確信しています。
創業を志す方々への支援策は中小企業庁のサイトなどでも確認できますが、実践的なノウハウは現場にあります。
したがって、私のこの苦労と、実体験で導き出した最適解が、これから出店するあなたや、今経営に悩むオーナーの力になれば、これ以上の喜びはありません。
結論として
私のこの経験をあなたの力に変えて、より満足度の高い最高のバーガー・ビール体験を一緒に実現しましょう!そして、バーガー・ビール屋となる同志も増えたらうれしい!一緒に成功して、この最高体験を切磋琢磨していきたいと心から願っています。
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